スポーツを楽しむ声と笑顔がはじけた!「JAPAN GAMES」を体験・体感するイベント『JAPAN GAMES 有明パーク』を開催しました!

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スポーツを楽しむ声と笑顔がはじけた!「JAPAN GAMES」を体験・体感するイベント『JAPAN GAMES 有明パーク』を開催しました!
「JAPAN GAMES」スタートを一年後に控え、その機運と期待が高まるなか、「新しいワクワク」を皆様に感じていただく機会として、「JAPAN GAMES」を体験・体感できるイベント『JAPAN GAMES有明パーク』を、2023年3月24日(金)、東京・有明ガーデン スポーツエンターテイメント広場で開催しました。

天候の影響を受け、3月24日(金)のみの開催となりましたが、この日の午前中は温かく、運動日和に。会場を訪れた親子連れの方々は、思い思いに体を動かしたり、ご当地グルメを楽しんだり、職業体験したり、と色々なスポーツの楽しさと、喜びを感じていただけた様子でした。

スポーツを「する」人も、「みる」「ささえる」人たちも一緒になって楽しむ一日に

JSPOは、スポーツ参画人口を増大させ、心身の健康増進やライフスタイルの向上を図るとともに、“スポーツで社会全体を支える仕組み”を構築することを目指し活動しています。
「JAPAN GAMES」は、こうしたJSPOの理念や想いを体現するムーブメントとして、国民体育(スポーツ)大会、全国スポーツ少年大会、日本スポーツマスターズを統合するブランドとして誕生しました。
「JAPAN GAMES」では、実際にプレーする選手を中心に置きながらも、日頃スポーツを「みる」、あるいは選手や大会を「ささえる」側の人たちにも、もっと気軽にスポーツに触れ、もっと楽しんでもらえる機会を創出していきます。
本イベントは、こうした「JAPAN GAMES」の目指していることを知ってもらい、“スポーツは、もっとオモシロイ。”を体験・体感してもらう場として開催しました。
当日は、射撃シミュレーターなどのバーチャルスポーツや、スケートボード、スポーツクライミングやパルクールなどのアーバンスポーツが体験できるプレーエリアの他、職業体験(野球グラブづくり)や「JAPAN GAMES」開催県のご当地フードエリアなど、誰でも楽しめる数々のコンテンツを、参加者たちは思い思いに楽しみました。

イベントの様子をダイジェスト動画でご覧いただけます!

スポーツを楽しむ声と笑顔がはじけた!「JAPAN GAMES」を体験・体感するイベント『JAPAN GAMES 有明パーク』を開催しました!

プレーエリアでは、さまざまなスポーツの楽しさを体験しました!

1.バーチャルスポーツ

HADOシュート

「HADOシュート」は最大4人でプレーできるARシューティングゲーム。ゲームがスタートすると、壁の向こう側にバーチャル空間が出現し、目の前に突如として現れるモンスターを倒していくというもの。参加者はバーチャル空間に没入しながら、夢中で体を動かしていました。
株式会社meleap 今西琴音さん
HADOシュートは、前にパンチすることでエナジーショットと呼ばれる光る玉を撃つことができ、このエナジーショットを撃ってどれだけモンスターを倒せるのかというコンテンツになっています。
スポーツは小さい頃からやっていないとその競技の動きができなかったり、運動能力に差が出たりしますが、このHADOに関しては運動経験の有無も全く関係ないので、運動が苦手な方でもすぐに「楽しい!」と感じてもらえると思います。

射撃シミュレーター(協力:日本クレー射撃協会)

使用する模擬銃は本物の銃と同等の重さ、質感で、まさに本物の射撃の感覚が体験できるクレー射撃のシューティングシミュレーター。子ども用の軽い模擬銃も用意され、大人も子どもも、現実さながらの臨場感を楽しみました。
日本クレー射撃協会 事務局長 坂本 強さん
クレー射撃というのは銃の免許がないと普通は撃てません。そこで、銃の免許がない人でも撃てるようにこのようなシミュレーターを作りました。本物と同じ銃を球が出ないように改造した模擬銃と、お子さん用に軽い銃を用意しました。飛び出すクレーを狙い撃ちして落とす、まさに本物のクレー射撃と同じような感覚の体験ができるのが魅力です。
銃の免許は通常20歳にならないと取得できませんが、このシミュレーターであれば小学生ぐらいから体験できます。この競技をなるべく低年層の方から興味を持ってもらい、体験してもらいたいと思います。

ローイングレース(協力:日本ローイング協会)

普段は水上でおこなうボートを漕ぐ動作を、ローイングマシンを使用して地上で体験。当日は同時にマシンを漕いで対戦型のレースも実施。目の前の画面には、ボートのアニメーションが映し出され、白熱したレースが展開されました。
株式会社スターライン・ジャパン 清水知哉さん
このマシンは、実際にボート選手たちがトレーニングに使用しているもので、ボート以外にも野球やラグビーの選手たちが有酸素運動をメインとしたトレーニングで使用しています。
最近では、格闘技系の選手たちにもお使いいただくなど、さまざまな競技で、全身を使った有酸素運動ができるマシンとして、どんどんトレーニングに活用いただければありがたいです。

2.アーバンスポーツ

ジャンプロープ(協力:日本ジャンプロープ連合)

ダブルダッチ(2本のロープを使って跳ぶなわとび)が体験できるエリア。『DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD』という世界大会2連覇中の「FLY DIGGERZ」のメンバーが、迫力のあるパフォーマンスを披露し、子どもたちに、楽しくやさしく跳び方を教えてくれました。
FLY DIGGERZ 糟谷 昌宏さん(写真左上)
ダブルダッチは2本のロープを回しながら、ダンスだったりアクロバットだったり、あとはダブルダッチならではの技をやったりというのが一番の魅力です。それから、回す人が2人、中で飛ぶ人と最低でも3人必要になるので、“究極のチームスポーツ”と自分たちは呼んでいますが、みんなでコミュニケーションを取りながら楽しむのも魅力と言えます。
今、自分たちはダブルダッチとシングルロープを総称した「ジャンプロープ」という競技で活動していますが、それがオリンピックの競技になるよう目指して頑張っているので、日本国内でスポーツの需要や期待が高まっているなかで、僕たちもいろんなアクションを起こしていきたいと思っています。

スケートボード(協力:ワールドスケートジャパン)

スケートボードの体験ができるエリアでは、インストラクターから基本的な乗り方やバランスの取り方を教えてもらい、スケートボードに初めて乗る子どもたちも、楽しい時間を過ごしました。
株式会社 5050 
日本スケートボード協会 競技委員 冨田 誠さん
スクールを20年くらいやっていますが、スケートボードは、下は4歳から上は65歳ぐらいまで幅広い年代の人たちが楽しまれています。特にやることが決められているわけではなく、自分がかっこいい、やってみたいと思うことを自由にできるのが、スケートボードの魅力と言えます。
僕がスケートボードを始めた30数年前はまだスクールや公共のパークなどはなかったのですが、今では公共パークやスクールも増え、それに伴って若い選手たちが世界で活躍するようになりました。こうした期待はますます高まっていくと思いますし、今後さらにスケートボードができる場所や機会を増やしていって、日本においてスケートボードで活躍できる子どもたちが増えたら嬉しいですね。

スポーツクライミング(協力:日本山岳・スポーツクライミング協会)

オリンピック競技種目にも採用されているスポーツクライミング「ボルダー(旧称ボルダリング)」の体験エリア。世界の舞台で活躍する天笠颯太選手たちに教えてもらいながら、参加者は、高さ2.7m、幅1.8mと3.6mの2種類のウォールに挑戦しました。
日本大学 天笠 颯太さん
クライミングは自分の体ひとつで課題を攻略していく、何か道具に頼るのではなく自分の頭と体で、できない課題をできるようにしていく過程がすごく面白いスポーツです。あとはゴールしたときの達成感や、その高いところから見る景色がとにかくきれいです。
東京オリンピックからこのスポーツクライミングの知名度も上がっていって、人気スポーツになっていっているので、今後、このJAPAN GAMESやたくさんの大会を通して、さらにメジャースポーツの仲間入りをしていけたらいいなと思っています。

パルクール(協力:日本体操協会)

ストリートや自然を舞台に、走る・跳ぶ・登るなどの移動動作のなかでさまざまな技をおこなうパルクール。ダイナミックでクールなパフォーマンスを披露してくれた荒本 英世さんの指導のもと、参加者たちは簡単な障害物に挑戦して、体を動かす楽しさと、達成できた喜びを味わいました。
公益財団法人日本体操協会 パルクール委員会 荒本 英世さん
パルクールはもともとフランスで始まったトレーニングの文化です。誰でも楽しめて、それを高めていくことで、かっこいい動きとかっこいい体、そしてかっこいい生き方を手に入れることができます。人と競うことなく自分自身の限界を少しずつ超えていく、それによって達成感や自己効力感を味わえるのも魅力のひとつです。
日本では集団競技やルールがしっかりと定まった伝統的な競技が多いのですが、新たな可能性を自分自身で切り拓いていける、パルクールにはそういった可能性があると思います。

BMX(協力:日本自転車競技連盟)

BMXのレーシング種目を体験することができるエリア。参加者たちは、いつも乗っている自転車とはちょっと違うBMX独特の乗り心地を体験しながら、起伏のあるジャンプセクションなど、BMXならではの楽しさを体験しました。
公益財団法人 日本自転車競技連盟
業務部競技課 ハイパフォーマンスディレクター
三瓶 将廣さん
BMXは、たくさんある自転車種目の中でも新しく種目に加わったアーバンスポーツのひとつです。レーシングとフリースタイルに分かれていて、小さい子どもでも自転車に乗れれば楽しめるというところがこのスポーツの魅力となっています。
自転車は日本においても本当に多くの方が乗られていますし、このBMXをきっかけにスポーツとして楽しんでいただけたらと思います。まずはこうしたイベントを通じて、BMXの楽しさを知っていただく機会をつくっていきたいと思っています。

フードエリアでは「JAPAN GAMES」開催県ご当地メニューを満喫!

自由空間(岡山県)

令和7(2025)年、国民スポーツ大会冬季大会開催県である岡山県から、ご当地フードをご用意。岡山名物のえびめしは、ご飯にえびなどの具を入れ、カラメルソースとケチャップを合わせたものに、スパイスをきかせたソースを使った黒い焼飯!ほんのり感じる甘さと独特の香ばしさが絶品でした。
<メニュー>・えびめし・オムえびめし・ドリンク類

旬彩響宴おかぎ(佐賀県)

「JAPAN GAMES」ブランドへ変更後、最初の国民スポーツ大会開催県である佐賀県の各種フードをご用意。佐賀県産食材を使用したさまざまな料理が、参加者たちのお腹を満たしました。
<メニュー>・佐賀牛カレー・佐賀牛入りコロッケ・有田鶏の唐揚げ

職業体験エリアでは、親子で「グラブづくり」を体験しました!

親子グラブづくり体験(ミズノ)

普段使っている野球グラブを自分たちでつくってみる。自分が「グラブ職人」になった体験ができるエリアでは、講師の方からグラブの紐の通し方を教えてもらいながら、親子でグラブづくりに挑戦。完成させたグラブはそのままプレゼントされるなど、思い出に残る嬉しいものづくり体験となりました(参加者にはTシャツもプレゼントされました)。
ミズノ株式会社 マーケティング部 牧野 雅彦さん
グラブを自分の手で作るという体験を通じて、グラブを大切にする、道具を大切にする、そういう思いが芽生えてくれればいいなと思っております。また、親子で一緒に協力しながら作ることで、親子の絆も深まるものと考えておりますので、ぜひ完成したグラブを使って親子でキャッチボールしてください。末永く野球を愛してくれる子どもたちが増えてくれれば、私たちとしても嬉しい限りです。

開催県の佐賀、後催県の滋賀が名産品などをPR

佐賀県(令和6(2024)年国民スポーツ大会開催県)

SAGA2024国スポ(第78回国民スポーツ大会)のPRおよびグッズの販売や佐賀県のPRがおこなわれました。
佐賀県 SAGA 2024・SSP推進局
SAGA 2024企画広報チーム 中島 修一さん
このブースではSAGA 2024のオリジナルグッズを販売しました。2024年のSAGA 2024は、国体(国民体育大会)から国スポ(国民スポーツ大会)に代わる最初の大会です。
その最初の大会として佐賀県では、(スポーツを)する・みる・ささえるといったスポーツに関わる全ての人たちが、スポーツの魅力や感動を感じられる大会にしていきたいと、新しい取り組みにチャレンジしております。
佐賀県産業労働部 流通・貿易課 御厨 直樹さん
佐賀県の名産品をPRするブースとして、佐賀県の日本酒を試飲していただき、Instagramをフォローしていただいた方には、佐賀県の銘菓をプレゼントしました。
佐賀県のお酒は全般的に、比較的味が濃く、旨味があって甘口なのが特徴です。
佐賀県で開催される国スポには、いろんな方が全国からお越しになると思うので、その際には佐賀のいろんな食べ物やお酒など、佐賀のものを楽しんでいただければと思います。

滋賀県(令和7(2025)年国民スポーツ大会開催県)

「わたSHIGA輝く国スポ」(第79回国民スポーツ大会)のPRおよび滋賀県産品の販売がおこなわれました。
滋賀県 ここ滋賀
日本橋オフィス 副参事 光明 祐信さん
このブースでは、東京日本橋にある滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」の各種名産品を取り扱いました。おすすめの商品は、焼きカレーパンです。滋賀県で飼育された日本3大和牛の1つである近江牛がたっぷり入っています。
滋賀県 国スポ・障スポ大会局
副局長 兼 総務企画室長 石野 浩司さん
2025年に滋賀県で「私が輝く国スポ、障スポ」を開催します。私が右手に持つ青いキャラクターが「キャッフィー」といってキャットフィッシュ(ナマズ)をモチーフにしたマスコットです。左手に持つピンクのキャラクターが「チャッフィー」というマスコットで、幼馴染という設定になっています。2つ合わせて「キャッチ」になるということで、人の心をキャッチしたいという思いを込めてつくりました。
2025年に向けて、民間のテレビ会社やラジオ会社も一緒にコラボして企画を考え、みんなで盛り上げていこうと徐々に盛り上がってきているところです。

JSPOオフィシャルパートナーによる楽しいコンテンツを体験!

ミズノ(国民スポーツ大会・日本スポーツマスターズご協賛企業)

JSPOオフィシャルパートナーのミズノ株式会社では「グラブづくり体験」のほかにも、各競技のユニフォーム展示をはじめ、動体視力ゲームやミズノエナジー(高反発ソール素材)を体感できるブースが出展され、参加者を楽しませました。
ミズノ株式会社 スポーツ営業本部 小山内 幹典さん
ミズノがいま力を入れているシューズのミッドソールに使っている高反発素材「ミズノエナジー」を、太鼓の片側に使用していて、太鼓を叩くことで、その高反発性能(バチの弾みが良くなることを)を体感していただくことができます。
「ミズノエナジー」を搭載したシューズは、高反発で非常にクッション性の良いシューズになっておりますので、安心してクッション性を感じながら、楽しくスポーツをしていただければと思います。
セノー株式会社 三上 恵太さん
「Supreme Vision L(スープリュームビジョンエル)」は、単純に光ったところをどんどん押していくことで、動体視力や周辺視野を鍛えるトレーニング機器となります。例えば、野球であれば速く動く球をうまく捉える力を養うことができます。
目と同時に頭も使うので、高齢者の方の認知症予防のトレーニングなど、幅広い世代にご使用いただけますし、目を鍛えることで皆さんの健康に寄与できればと思います。

する・みる・ささえる、スポーツの多様な関わり方に注目して、楽しんでいただきたい

JSPO 専務理事 森岡 裕策
2年近く準備をしてきて、来年、2024年に「JAPAN GAMES」がスタートするわけですが、ようやくここまで来たという思いです。「JAPAN GAMES」の開催に向けては、このPRイベントを経て出てきた課題などを洗い出し、それを改善して本番につなげたいと思っております。
これまでは多くの方々が「する」というスポーツに注目されてきたと思いますが、それに加えて「みたり」あるいは「ささえたり」と、スポーツの多様な関わり方に注目していただき、より多くの人たちに、スポーツの楽しさや喜びを感じていただきたいですね。

「JAPAN GAMES」にかける想いや、「JAPAN GAMES」を通じて描く未来

JSPOは従来のスポーツ大会の価値を根本から見直し、新しい「JAPAN GAMES」だからこそできることをずっと模索してきました。
従来の「する」だけの価値観で良いのか。開催地がスポーツによってさらに豊かになれることはないのか。「する」以外の来場者やボランティアなどの関係者は、果たして「みる」「ささえる」だけしかないのか。もっとスポーツが社会に貢献できることはないのか。もっとスポーツを誰にでも、ずっと楽しんでもらえるためにはどうしたらよいのか。
そういった考えのもとでアイディアを出し合い、検討を重ね凝集した結果、次の「新たな視点」として整理しました。「JAPAN GAMES」は、この5つの新たな視点によって、新しいスポーツ大会がもたらす意義と価値を、開催関係機関・団体はもとより、地元ボランティアや来場者の方々とも共創していきたいと考えています。
▶︎「JAPAN GAMES」にかける想いは、こちらの記事(スポーツは、もっとオモシロイ。JSPOが「JAPAN GAMES」を通じて、新しいワクワクをはじめます!)でも紹介しています。