「社員全員参加でスポーツ大会!」東京都が認定したスポーツ推進企業、LAWSON(ローソン)の挑戦

インタビュー
"マチのほっとステーション"でおなじみのLAWSON(以下、ローソン)は、東京都が認定する「東京都スポーツ推進企業」に選ばれている。

そう聞くと、びっくりする方もいらっしゃるかもしれません。


東京都には従業員のスポーツ活動の促進に向けた取組や、スポーツ分野における支援を実施している企業を「東京都スポーツ推進企業」として認定する制度がありますが、コンビニエンスストアの中で唯一認定されているのがローソンです。

さらにローソンは社会的な影響や波及効果の大きな取組をしている「東京都スポーツ推進モデル企業」としても表彰されています。(2017年度受賞)

他にもローソンは社員の健康のためにスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行なっている企業として、スポーツ庁から「平成29年度スポーツエールカンパニー」にも認定されているなど、かなりスポーツ文化が根付いている企業なのですが……

コンビニとスポーツって一見、関係なさそうに思いますよね? そもそも、ローソンのどんなところが評価されてスポーツ推進企業に認定されているのでしょうか?

それにはローソンの「元気プロジェクト」という取り組みが関係しているようです。
今回、ローソンでかつて「元気プロジェクト」の推進を担当されていた柳田衣里さんにお話をお伺いしました。

柳田さんは現在、人事本部 人事企画部 部長としてご活躍されているキャリアウーマンです!

すべての始まりはローソンの「元気プロジェクト」

ーーすごく気になるワードですが、元気プロジェクトとはなんですか?

もともとは2008年に発足したプロジェクトなんですが、「お客様に元気になってもらうために、まずは我々社員が元気にならなければ」という想いから、全社員に向けて「元気になろう!」という呼びかけが始まったんです。おなじみの「元気になローソン」というキャッチフレーズもこの時に考案されました。

こうしてスタートした「元気プロジェクト」ですが、具体的な活動内容は決まってなかったんですね。「社員が元気になるために何をしたら良いんだろう?」と考えるところから始まったんです(笑)

ーー「元気プロジェクト」は10年以上も前から始まっていたんですね。

はい。ただ、2008年以前にもローソン社内では野球とかフットサルの交流試合を行ったり、部活動やサークルのような形で運動をしていた元気なグループが存在していたんです。社員たちが集まってスポーツをするのって良いですよね!

ここから着想したのが「全社員参加型のスポーツ大会」でした。

ーー社員全員が参加、と聞くと想像するだけでも大変なイベントですね。

それなりに大変なこともありますが、休みの日に集まるのではなく、勤務として全員参加の行事でしたから。

第一回目となる2008年度は種目としてソフトボールが選ばれたのですが、日本全国のローソン支社、ローソン社員を巻き込んで、それはもう大変な盛り上がりようでした!

地方のブロック予選大会に始まり、勝ち抜いたチームは最終的にナゴヤドームとか京セラドームに集められ決勝大会が行われるという、全国大会規模での開催でした。見事、優勝したチームはビールかけもしたり。

ちなみに始球式は毎年、社長が投げるんです(笑)

ーーすごい楽しそう! だけど、コストがめちゃめちゃかかるんじゃないですか?

とにかく社員たちのモチベーションを上げないことには始まらなかったので、最初の頃はそれなりにコストをかけるようなこともしてましたね。

もちろん、コストに対する様々な意見もありましたので、規模を縮小して全国大会を行わない年などもありました。

ーー運動が苦手という社員もいたかと思います。スポーツ大会をやると決まった時のみなさんの反応はどうでした?

概ね、好評でしたね!

運動が苦手な人でも応援とかですごく盛り上がったり、みんなが楽しめるイベントにはなっていたかと思います。意外な人が活躍して注目を集めたり、普段は業務上であまり接点のない人たちがスポーツを通じて親睦を深めたりできたのは、やってみて感じたメリットでした。
「やるならみんなが参加できる競技にして欲しい」という声もありましたので、なるべく全員が参加して活躍できるように毎年、工夫はしています。例えばソフトボールなら女性が打席に立つ時は守りの野手の数を減らすとか。

2017年には「健康大運動会」と称した運動会イベントを行いました。競技と一緒に握力測定とか反復横跳びとか、体力測定も兼ねた運動会だったんです。全国8ブロック約3,200名の社員が参加する運動会はメディアの注目も集めて、スポーツ推進モデル企業に選ばれるきっかけになったかと思いますね!

ーーローソン規模の企業が全社員を巻き込む、というのはスポーツに限らずどんなイベントでも大変だと思います。成功の秘訣はなんですか?

全国のローソン支社・支部に元気リーダーを設置したことですかね。元気リーダーは本業との兼務なのですが、「元気プロジェクト」の活動を社員たちに周知徹底させる役割なんです。

ちなみに「元気プロジェクト」では今回紹介したような大規模なスポーツイベントの他にも、様々な取り組みを行なっていました。

ローソンの社歌をもっと元気がでる歌にしようと、布袋寅泰さんに作曲してもらったりとか。

他にも、ローソンで働く仲間の中には"アルバイトをしながらバンド活動をしている若い人"たちも多かったですから、そういう方達を応援して元気になってもらうために社内バンドコンテストを開催したり、本当に色んなことをやってきました。

ーー「元気プロジェクト」が始まって以来、実際に社員達が元気になったという実感はありましたか?

スポーツ大会や練習の後はみんな筋肉痛になりました(笑) でも、筋肉痛になって改めて「普段の自分がいかに運動不足だったか」に気がつくんですよ、みんな。 元気プロジェクトがきっかけで社員たちの「健康に対する意識」そのものを変えることはできたかと思います。

また、会社として業績が良いエリアは「元気なエリア」ということで、聖地巡礼じゃないですけど、社員たちがツアーとしてそのエリアを見学しにいくというユニークな企画が社員たちの中から生まれたり。ローソンにはこういうアイディアを出す社員がいる、ローソンはそういう社風になっている、ということが社員たちが元気になっている証なんじゃないかと思います!

「コンビニだからこそ」健康にこだわるローソンの取り組み

ーーローソンが企業として「元気になる」「健康」という部分に強く意識が向いた背景として、どんな理由があると思われますか?

昔はコンビニのターゲットといえば若者が中心で、コンビニ弁当とか、スナック菓子とか、インスタントラーメンなどが定番の人気商品でした。24時間、いつでも手軽に食べ物を買うことができるコンビニの便利さは多くの人に支持されましたが、一方で「コンビニ=不健康」という印象を持たれた方も少なからずいらっしゃいますよね。

こうしたイメージを変えなければいけない、という意識がローソンにはずっとありました。これからの時代はコンビニだって健康的であるべきですし、今のローソンは「コンビニだからこそできる健康へのアプローチ」ができる企業へと成長できたかと思います。
例えば、「お客様のニーズにすぐ応えられる商品を開発する能力」はコンビニならではの強みです。

コンビニが健康になれば、コンビニを利用するお客様の健康にも繋がります。

ーー健康の基本は「食」ですよね。ローソンの商品で健康に良いオススメの食べ物などあれば教えてください

健康といえば、オススメしたい商品は「ブランパン」ですね!
近年、健康志向の高まりから“糖質”を控えた食品への関心が高まっており、このブランパンは非常にリピーターが多い商品なんです。

ローソンは2012年より「小麦粉に比べて糖質が少なく、食物繊維などの栄養成分を多く含んでいるブラン(穀物の外皮)」を使用したパンを発売していますが、このブランパンはシリーズ累計で約2億7000万個を販売した大人気商品なんですよ!

ブランパン以外にも減塩・低カロリーを意識したお弁当、グリーンスムージーなども好評をいただいております。このように、お客様の健康を「美味しく」サポートする商品の開発・発売を積極的にすすめておりまして、今は「コンビニから健康」を提案できる時代に変わりつつあると言えるのではないでしょうか。

ーー最後に全国のローソンファンに向けてメッセージをいただけますか。

ローソンは今後も、社員が元気で活気のある職場を維持し、自由な発想と情熱でお客様に満足していただけるお店を目指してまいります! これからもよろしくお願いします!