在留外国人とスポーツを楽しみながら交流を深めた1日!『スポーツグローバルフェスティバル2024』を開催しました。

本イベントは、日本で生活されている外国人の方と日本の方とがスポーツという人類共通の文化を通じて、お互いの理解を深めるため、多様性を認め合う共生社会の実現に寄与することを目的に開催。
当日は、アジア諸国の方を中心とした在留外国人の方と、日本人参加者を合わせて164名がスポーツの楽しさと各国の文化に触れる国際的な交流を楽しみました。
まずはそれぞれの国の言葉で「がんばろう!」を宣言。
アクティブ チャイルド プログラム(JSPO-ACP)でウォーミングアップ!
からだじゃんけん
https://www.japan-sports.or.jp/portals/0/acp_SP/parentandchildren_03.html
言うこと一緒、やること一緒
https://www.japan-sports.or.jp/portals/0/acp_SP/shidousya_togethersay.html
「ダーカウ」「トゥホ」「パンタランタン」、アジア諸国の伝統遊びを体験!
ダーカウ
チームで円になり、みんなで協力して蹴り合ってできるだけ長くつなぎます。1人2回以内に他の人にパスすることや、手で触れてはいけないといったルールがあります。
トゥホ
約1m先に置かれた筒に入るように矢を投げます(1人2本ずつ投げます)。
パンタランタン
1チーム複数人(鬼4名、攻めチーム全員)でおこなうグループ戦。縦3マス、横2マスの線を地面に引き、オニチームは短線(横)の線上のみ動くことが許されます。もう一方のチームはスタートラインからオニにタッチされずにゴールラインの外に出られれば勝ち。オニは線を越えようとするもう一方のチームをタッチ。タッチされた人はスタート地点からやり直しとなります。
アクティブ チャイルド プログラム(JSPO-ACP)で日本の運動遊びを紹介!
大波小波
お~な~み~、こ~な~み~で~(長縄を左右に振って波をつくる)→ぐるっと回って(長縄をまわす)→にゃんこの目(跳ぶ人が両足で長縄をはさむ。猫の目の形ができます)
https://www.japan-sports.or.jp/portals/0/acp_SP/parentandchildren_20.html
ことろことろ
前の人の肩に両手を置き数名で列をつくります→オニは列と向き合い、一番後ろの人にタッチできたらオニの勝ち(列になっている人の手が離れてもオニの勝ち)、制限時間まで逃げきれば人の勝ちとなります。
https://www.japan-sports.or.jp/portals/0/acp_SP/shidousya_toroloco.html
ブレーメンの音楽隊
まず4人がそれぞれ「ニワトリ」か「ネコ」か「イヌ」か「ロバ」を決めます。→「ニワトリ」「ネコ」「イヌ」「ロバ」の順に座り前の人の肩に両手を置きます。→「どろぼうが来たぞ!」の合図で音楽隊は一度解散、他の人たちと再び「ニワトリ」「ネコ」「イヌ」「ロバ」の順に組をつくりますが、その際鬼が入り込むことがあります。※鬼は好きな動物になることができますが、他の人は違う動物になることはできません。→ブレーメンの音楽隊に入れなかった人が次の鬼になります。
塚原直也さんと一緒にからだ遊び。美しい体操を披露&着地やバランスのコツを伝授!
ラストチャレンジゲームは「玉入れ」で盛り上がりました!
スポーツや体操という共通言語があるから自然と距離が縮まる。 地域を拠点に体操をもっと広めていきたい。
皆さん、想像していた以上に運動されてましたね(笑)。小さなお子さんたちも頑張っていたし、そういった頑張りもあり、皆さんと一緒に作り上げたという感じがあって、すごく良かったと思います。


塚原さんは現在、「体操ディレクター」という肩書をお持ちですが具体的な活動について教えてください。
地域で体操を広める活動をしています。幼稚園児や小学生たちを相手にまずは体操に馴染んでもらい、体操って楽しいんだよということを知ってもらう。今は体操の原石を見つけることも含めて活動しています。


演技をされるのは20年ぶりとお話されていましたが、どんな想いで臨まれましたか?
普段子どもたちを教えるなかで技は見せているんですけれど、今回のように演技として見せることはあまりないのでちょっと緊張しました(笑)。演技ではちょっとした動きでも美しく、体操の本質を少しでも伝えられたらという想いで演技しました。


塚原さんは現役時代、海外(オーストラリア)で生活もされていましたがコミュニケーションで苦労されたことなどなかったですか?
ある程度英語は勉強して行ったので日常会話はなんとか。それとお互いに“体操”という共通のものがあったので、自然にコミュニケーションをとることができました。日本の体操のほうが進んでいたので、向こうの選手たちがすごく興味を持って接してくれた点も大きかったと思います。


国際交流においてお互いの文化などに興味を持つというのは、とても大切なことだと思いますね。
そうですね。国際交流においては他国の文化を知ることは大切ですし、自分とは違う考え方に出会ったときに、「そういう考え方もあるな」と新しい考えとして取り入れることでこれまでとは違った道が開けるというか、新しい自分を見つけることにもなると思います。


塚原さんの今後の目標をお聞かせください。
地域を拠点に、もっと体操を広めていくこと。それと、これまで体操の女子選手を教えたことはあったのですが、今度は男子選手を教えてみたいですね。
現在、拠点とする立川市はスポーツに力を入れていて、スポーツ施設も増えています。“スポーツをするなら立川に行けばいい”というような、地域も巻き込んだ流れになってくれればもっと体操の普及にも繋がるし、他の競技も含めてもっと発展していってほしいと思います。


小学生(低学年から高学年)の子どもたちと参加しました。子どもたちは運動遊びでは特に「ブレーメンの音楽隊」が楽しかったようです。それ以外でも他の子どもたちと自然と楽しく遊んでいました。私はベトナムの伝統遊び「ダーカウ」が楽しかったです。外国人の方たちと何かを一緒に楽しむ機会は普段あまりないので、とても貴重な経験になりました。

こうした国際交流ではあらためてスポーツの素晴らしさを知ることができます。私は中国人の通訳として細かい説明が必要なところはサポートしましたが、皆さんが楽しまれていたので良かったです。各国の伝統遊びはどれも中国で子どもの頃にしたことがあったのでとても懐かしかったです。

立川市は在留外国人の方が増えていて、市としても国際交流を深めていこうということで、私たちも2023年6月から「グローバルフェスタ」を開催しています。そこではフットサルやバスケットボール、ボッチャ、盆踊りなど楽しんでいただきますが、自然と交流できるのがスポーツのいいところ。
今回JSPOさんのフェスティバルに参加してみて、外国人の方の参加率が高いと感じました。各コンテンツも楽しく取り組めるものがあったので、いろいろと参考にさせていただき、次回のフェスタをより充実したものにしていこうと思います。
国境と文化を越えて、相互理解を深めるスポーツ交流
JSPOはこのスポーツの力を踏まえて、国境や言語の壁を越えたさまざまな国際交流・協力をおこなっています。これまで主に韓国や中国、ドイツなどを中心に、スポーツを通じた友好とフェアプレーの促進を図り、文化探訪なども交えて相互理解を深めています。
国際交流・国際協力 - JSPO

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グローバルフェスティバルの会場の雰囲気などいかがでしたか?