【PR】図書印刷に聞く教育の未来とこれから~アスリートに求められる資質とは~

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【PR】図書印刷に聞く教育の未来とこれから~アスリートに求められる資質とは~
図書印刷株式会社は、教科書や雑誌・絵本など幅広い書籍の印刷・製本を始め、各種印刷サービスを提供する総合印刷会社で、傘下のグループ会社より検定教科書の出版や企業研修、留学支援などの教育関連事業を展開しており、教育分野とは深い結びつきがあります。

昨今、学習指導要領の改訂や社会情勢の変化など、子どもを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。そこで今回は、図書印刷株式会社で教育関連事業を統括する常務執行役員の斉藤智さんと、教育ソリューション事業部事業推進室・本部長の岩崎秋親さんにインタビューを行い、これからの教育のあり方や幼児期の頃から身に着けておくべき能力についてお話を伺いました。
--まずは、図書印刷の社風や文化について教えてください。
岩崎さん:スポーツが好きな社員が多く、体を動かすことに関心の高い会社であると感じます。事業部や部門ごとにチームを作って競い合うソフトボール大会をはじめ、野球、サッカー、バスケットボール部などの社内クラブ活動も盛んです。
会社として健康への関心も高く、スポーツや健康に関連したイベントの開催、また、社内クラブ活動の支援を行っている他、経済産業省より「健康経営優良法人2020(大規模法人部門)ホワイト500」にも認定*されています。

*2021年1月現在
--スポーツイベントへの協賛も多いと聞きましたが、どのようなイベントに協賛しましたか。
岩崎さん:図書印刷では、スポーツに関心が高いという社風と教育事業との関連性から、スポーツを通じた社会貢献も重要と考えています。最近では、小学校4年生から6年生を対象としたフットサル大会に協賛しました。子どもたちがスポーツの楽しさに触れられるイベントには大いに賛同し、サポートしたいと思っております。
--近年は、子どもたちが身につけるべきスキルや資質が変化しているように思います。そのことについてどう思われますか。
斉藤さん:学校における教育課程の基準として、学習指導要領があります。今回改訂された学習指導要領は、重視すべき資質・能力を「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱に整理されていることが特徴です。

私たちの世代は、学校では先生の話を聞いて、知識や技能を吸収するスタイルが基本でした。しかし、今回改訂された指導要領では「生徒が自ら学ぶ」、子どもの主体性を強調しているのが大きな変更点です。

現代は、複雑化した社会課題を解決しなければならない局面に来ています。そういった時代を生きる子ども達には、自ら動き、課題を発見、そして解決する能力が今後必要となるでしょう。

こうした指導要領の変化は、体育の教科にも適用されています。例えば逆上がり。先生に逆上がりをやれと言われて、できない生徒がいたとします。今度の指導要領では、ただ先生にやり方を教わるのでなく何故できないのか自分で考え、できる友達に聞くなどして、自分なりのアプローチを見つけて実践する。自分で考えて動く、解決型の体育が推奨されています。
--最近では家で過ごす時間が増え、外で体を動かす時間が減った家庭も多いかと思われます。幼児期から体を動かすことで子どもにどのような影響がありますか。
岩崎さん:明治以降の教育の捉え方として、知育、徳育、体育の三つを合わせ「三育」という基本があります。知能を高める知育と、道徳心を育む徳育、体を動かす体育が合わさって、理想的な教育がなされるという考えです。このことから、体育は単なる教科にとどまる存在ではなく、教育の基本であると言えるでしょう。

三育は生まれた瞬間、つまり0歳から意識するのが良いとされています。とはいっても、0歳から教材を使ってどうこうするというものではありません。ものを触る、絵本をめくる、そういった日常的な、身体への刺激。身体を使った活動そのものが、知育や体育のベースとなります。

おすすめの方法は、公園などで自然と触れ合うこと。自然の中を探索したり、昆虫を追いかけたりする中で、親子ともに貴重な経験が得られると思います。
近年では、子どもがあまり体を動かさなくなったことによる、運動能力の低下が問題になっています。幼児期から体を動かすことで、体力がつき病気になりにくくなる。また、運動で新しい動きを覚えると、自信や積極性といった心の発育にもつながります。

幼児期にさまざまな動きを覚えておくと、体の使い方がうまくなり、学校の体育や遊びでも、ケガを避け存分に楽しめるでしょう。
--遊びやスポーツを通して、子どもの可能性を伸ばすために大事なことがありましたら、教えてください。
岩崎さん:自ら学ぶ力、社交性、忍耐力といった、「非認知能力」が、さまざまなスキルを身につけるためのベースとなります。これは学習でもスポーツでも共通することです。非認知能力を伸ばすには運動遊びが有効です。オニごっこなどの運動遊びは楽しみながら、協調性やコミュニケーション能力など大切なことが学べます。

JSPOが開発した、アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)は、運動遊びなどを通して子どもが多様な動きを身に付けるためのプログラムですが、専門家の監修もあり実践する上で安心感がありますね。外遊びはもちろん、家の中で遊べるプログラムも紹介しているので、家庭で行うと子どもの能力が伸びる上に、親子の良いコミュニケーションになるでしょう。
斉藤さん:非認知能力に加えて、子どもの可能性を伸ばすためには、成功体験も重要だと私は考えます。成功するためには小さな失敗を繰り返すことが必要。ケガをしない、周りから非難されないなど、安心して失敗できる環境を作り、その中で失敗を重ねることが大切です。

私が好きな言葉に、“FAIL = First Attemt In Learning”(失敗は学ぶための最初のステップ)があります。学校でも家庭でも安心してトライできる環境を作ることが、学びのための最初の一歩と言えるのではないでしょうか。
--子どもがスポーツに夢中になっていく中で、その環境を整えたいと考える保護者の方も多いかと思います。これからのアスリート※に求められる資質とは、どのようなものでしょうか。
※本記事で使用している「アスリート」という意味には、日本を代表するようなトッププレーヤーだけでなく、上手くなろう・強くなろうとスポーツに取り組むプレーヤー全員のことを想定しています。
斉藤さん:これからのアスリートに求められる資質のひとつは、コミュニケーション能力。アスリートとしての技術の高さだけではなく、自分の考えを表現する力や、コーチと戦術を議論できる力が今後は求められていくでしょう。

海外では、コーチがプレーの内容や戦術について選手の意向を聞き、議論をしながらプレーの質をあげるということを行いますが、議論に慣れていない日本人は、コーチにプレーの内容を問いかけられると、うつむいたり、謝罪をしたりしてしまうことがよくあります。技術力だけでなく、自分の意見を伝え、対等に会話をする力も培っていくことが重要なスキルにもなっていくと言えるでしょう。

もうひとつは、情報活用能力。文部科学省では今、生徒1人に1台モバイル端末を用意し、誰も取り残さない教育環境を目指すという「GIGAスクール構想」を推進中です。これにより、カバンに教科書ではなく、タブレットを入れて登校するなど、教材のあり方も大きく変わると思います。

教育現場でのICT活用例として、体育の跳び箱で跳べる子と跳べない子の違いを、カメラで動きを録画して見せるなどのケースがあります。こうしたハイテク情報機器を活用して、情報を自分にインプットし、高いパフォーマンスを発揮する力が重要となってくるでしょう。
-- JSPOでは、コーチを育成する「コーチデベロッパー」の養成にも力を入れて取り組んでいますが、何か教育現場との関連はありますか。
斉藤さん:学校での事例からみますと、今のキーワードは「教えない授業」。先生が教えるのを控えて、いかに子どもに自ら考えさせるか。子どもたちが互いに教え合い、先生は側面から支援する、議論を促すというスタイルが推奨されています。

つまり、教師の役目が指導から伴走へ変化している。ICTにより、今後は生徒一人一人の理解度に応じた教材が届けられるようになります。生徒はそれを元に自宅で予習し、学校はディスカッションの場にする。そこでの先生の役目は生徒の変化に気付き、サポートしてあげることです。

そういったことが、コーチと選手の関係にも当てはまると思います。コーチが教えすぎずに選手の自発性を育む。コーチが自分の知識やスキルを次世代に伝えることも大事だけど、選手の成長を見守る姿勢も大切な要素となってくるのではないでしょうか。そういう意味で、かつての指導スタイルではないコーチ像を確立しコーチ自身に伝えていく「コーチデベロッパー」の役割は非常に重要だと思います。

新たな時代に対応した人材を育てることが共通の課題

近年は社会の変化が速く、過去の経験がなかなか活きなくなってきていますが、新たな時代にどう対応していくか、いかに対応できる人材を育てるかが今後の教育の課題であり、アスリートを育てるコーチの課題とも言えるのですね。今後も時代に適した教育のあり方やスポーツとの関連について、お話をお伺いできればと思います。