日本スポーツマスターズで【スポーツツーリズム】を楽しもう!2023年の開催地、福井県を満喫するモデルコースを紹介!

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日本スポーツマスターズで【スポーツツーリズム】を楽しもう!2023年の開催地、福井県を満喫するモデルコースを紹介!
コロナ禍が落ち着き、ようやくかつての日常が戻りつつあります。スポーツ観戦の場面でも、声を出しての応援やスタジアムグルメの屋台復活など、活気とともにおなじみの風景が戻ってきています。
コロナ禍では、居住地圏外への越境に関する移動制限や厳格な体調管理、無観客試合など様々な感染対策が図られたことから、思うような楽しみ方ができなかった方も多かったのではないでしょうか。

スポーツを楽しむ現場に、本来の活気が戻りつつあるなか、この記事では、スポーツの「する」「みる」「ささえる」といった魅力に加え、さらにもっとアクティブに楽しむことができる「スポーツツーリズム」の魅力をご紹介します。

スポーツ+グルメ・観光などを楽しむ!スポーツツーリズムとは

スポーツ大会の参加や観戦などで各地を訪れる際、スポーツの楽しみとともに、その地を代表するグルメや観光も楽しむ。1回のアクション(旅)をきっかけとして、新しい発見や出会いが生まれるスポーツツーリズムには、五感を刺激するプラスαのワクワクを体験できる魅力があります。
選手・スタッフや応援する立場としてその地を訪れるだけでなく、ご当地グルメなどを堪能したり(「味覚」「嗅覚」)、史跡・名勝などを辿り景色や風景を目に焼き付けたり(「視覚」)、川のせせらぎや鳥や虫の声、また独特の地形や建造物が生み出す不思議な音色を楽しんだり(「聴覚」)、鍾乳洞の冷気や砂地の触感を体験したり(「触覚」)、まさに五感すべてを刺激するような魅力的な体験を、スポーツとともに楽しむことができます。
一方で、そのような楽しみを希望する人たちと、大会の誘致や運営、地域に密着したスポーツチームの支援を行う団体や行政が一丸となり受け入れ態勢を整えることで、宿泊施設・飲食業・交通機関など観光に関連する産業も賑わいます。
つまり、スポーツツーリズムには、スポーツを「する」人、「みる」人、「ささえる」人たち、訪れる側や受け入れる側などそれぞれの立場での楽しみ方や魅力、波及効果があると言えます。

スポーツや人生のセカンドステージを謳歌!日本スポーツマスターズとは

かつてオリンピックや国民体育大会などで活躍していた人が競技の第一線を引退したのち、再び競技への意欲が湧きあがってきたり、若い頃はそれほど本格的にスポーツを行ってこなかった人が、地元のチームでスポーツを続けるなかで少しずつ競技にのめり込んでいったり、そうした競技に打ち込むシニア世代のスポーツ愛好者たちが同じ舞台で日本一を競う大会こそJSPOが主催・運営する「日本スポーツマスターズ」です。
日本スポーツマスターズは、毎回開催地が変わるため各地を訪れる楽しみがある(今大会を含め17県・2政令指定都市で開催しています)、まさにスポーツツーリズムを堪能できる大会。参加者たちは毎回異なる地域と施設でスポーツに親しむとともに、開催地ならではの食(郷土料理、ご当地グルメ)・観光(名勝、史跡)・人々との交流などを楽しまれています。

日本スポーツマスターズ2022岩手大会 参加者の声

コロナの影響で3年ぶりの開催となった日本スポーツマスターズ、2022年の開催地は岩手県でした。各会場では、大会を待ち望んだ参加者がいきいきと競技を楽しまれていました。会場でお聞きした方々のスポーツツーリズムの楽しみをご紹介します。
茨城県からお越しのバスケットボールチームの方々。40代と50代が在籍するチームでは、特に50代が元気だと言います。とにかくみんなバスケットボールが大好き。ケガをしないように楽しんで、試合後はみんなで温泉に行きますと話してくれました。
全国のチームと対戦できるのが楽しい。この年代で全国大会に出場できるのは会社でもちょっとした自慢です!
ボウリング女子長野県チームの方々(60代~70代)は、予選をトップ通過して本選進出が目標。岩手県(盛岡市)に来ているので「わんこそば」を食べてみたいと話してくれました。
わんこそば
わんこそば・冷麺・じゃじゃ麺は、盛岡三大麺として地元の人たちに愛される盛岡を代表するご当地グルメ。わんこそばは、何杯食べられるか、食べた椀の数を競うのも楽しみのひとつですが、少量を味わって食べたい人のためのセットもあるそうです。

2023年の日本スポーツマスターズは福井県で開催!

今年の日本スポーツマスターズ2023福井大会は、コロナ禍に伴う制限はありません。大会への参加や観戦、応援・支援や運営で訪れる際には、スポーツの楽しさを満喫されるとともに、ぜひ福井県でのスポーツツーリズムをお楽しみいただき、日本スポーツマスターズの思い出をより深いものにしていただけたら幸いです。
そこで、競技会場地を中心に著名な観光名所やグルメスポット、体験施設など、福井県の気になるスポットをご紹介します。

【プラン例】日本スポーツマスターズ2023福井大会でツーリズムも楽しもう!

ここからは、観光スポット、グルメ、お土産、アクセスなどをご紹介。
参考:福井県公式観光サイト「ふくいドットコム」

勝山市【バドミントン】

恐竜博物館(勝山市体育館ジオアリーナから5分)
福井県は日本で発見された恐竜化石のうち、約8割が福井県で見つかるほどの「恐竜王国」。
今年7月14日にリニューアルオープンした恐竜博物館。行ったことがある人も再度訪れてみてはいかがでしょうか?
お土産で有名なのが「恐竜型抜きバウム」。他にも恐竜グッズが人気です。

大野市【バスケットボール(女子)】

越前大野城(恐竜博物館から車で20分 大野市エキサイト広場アリーナから車で10分)
競技会場から大野城の道中に「名水百選 御清水」があります。
越前大野城のある亀山はウォーキングコースとしても人気です。

坂井市【サッカー】

東尋坊(三国運動公園から車で7分、テクノポート福井総合公園から15分) 
高さ20m以上、1㎞に渡って続く断崖絶壁に、日本海の荒波が打ち寄せる姿はまさに圧巻

若狭町【ゴルフ(女子)】

若狭瓜割名水公園(わかさカントリークラブから車で15分) 
名水百選「おいしさが素晴らしい名水部門」第2位の瓜割の滝は、瓜が割れてしまうほど水が冷たいというところから瓜割の滝と名づけられたと言います。
ミネラルが豊富に含まれた湧水で水分補給(瓜割の水を持ち帰る際は清掃協力費300円が必要です)

敦賀市【水泳・軟式野球・ゴルフ(男子)】

日本海さかな街(敦賀市総合運動公園から車で5分)
日本海側最大級の海鮮市場「日本海さかな街」では、海の幸を堪能するもよし、敦賀港直送の鮮魚を買うもよし。海産物だけではなく福井の銘菓「羽二重餅」を取り扱うお店もあり、ここには福井の特産が揃っています。
酒のつまみとくれば「へしこ」。福井は鯖が有名で、鯖を中心とした青魚の糠漬けである「へしこ」は塩味と旨みがぎゅっと詰まった伝統的な保存食。酒の肴やお茶請けなどにおすすめです。

小浜市【軟式野球】

エンゼルライン 名勝 蘇洞門(小浜市営球場から車で30分)
絶景が続く道をチームのメンバーとサイクリングで快走。
蘇洞門(そとも)めぐり遊覧船は約60分のクルージングが楽しめます。

福井市【テニス・バレーボール(男子)・バスケットボール(男子)・自転車競技・ソフトボール・空手道・ボウリング】

酒蔵
常山酒造 (福井駅から約1㎞)
福井駅から徒歩圏内の蔵元。地酒をお土産に、ご自宅に帰られてからも、福井の銘酒を片手に大会の思い出に浸ってみてはいかがでしょうか?
〈番外編/少し足を延ばして〉大本山永平寺(福井駅から車で約30分)
福井市のお隣、永平寺町には道元禅師によって開かれた曹洞宗の大本山、永平寺があります。700年以上もの歴史があり、山間の自然豊かな境内には70余りの殿堂楼閣が建ち並んでいます。
永平寺は「禅の道場」とも呼ばれ、座禅体験も可能です。(事前予約不要)
※参拝可能時間:8時30分~16時30分
また、門前には、福井の名産品を扱う土産店や飲食店が軒を連ねています。

あわら市【バスケットボール(男子)】

あわら(芦原)温泉街(福井駅から車で約30分、トリムパークかなづから車で約10分)
大会で疲れた身体を癒すのにぴったり。「美肌の湯」として有名です。

鯖江市【バレーボール】

めがねミュージアム(福井駅から車で30分、鯖江市総合体育館の斜め向かい)
オリジナル眼鏡が制作できます(予約制)。
日本でメガネフレーム生産90%以上のシェアを誇る鯖江市は、世界三大眼鏡生産地のひとつ。他にも漆器が有名です(越前漆器:箸やお椀など)。

越前市【ソフトテニス・ソフトボール(男子)】

越前そばの里(福井駅から車で30分、武生中央公園・アイシンスポーツアリーナから車で15分)
越前おろしそばを食べたり、越前そばをお土産に購入したり。
そば打ち体験(要予約)・そば工場見学もできます。

越前打刃物
700年の歴史を持つ越前打刃物は、福井県の伝統工芸品。その美しさと切れ味は、世界的料理人にも愛されています。
越前打刃物会館 https://www.echizenuchihamono.com/access/
※このページでご紹介した営業時間や料金は変更となる場合があります。

まとめ

スポーツの「する」「みる」「ささえる」といった楽しさに加え、ツーリズムの視点でさらに「味わう」「目にする」など五感を使い、開催地をまるごと噛みしめるように楽しめば、旅の思い出とともに、人生におけるスポーツの価値がさらに豊かなものになるはずです。