〜フェアプレイインタビュー〜【競泳】坂井聖人 選手

インタビュー

初出場の夢の舞台で活躍

2016年のリオデジャネイロ・オリンピックの競泳男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した坂井聖人(さかいまさと)選手。優勝したアメリカ競泳界のスーパースター、マイケル・フェルプス選手とは0秒04差、まさにタッチの差まで追い詰め、21歳で初出場した夢の舞台で輝きました。現在は早稲田大学を出て社会人選手となり、来年の東京オリンピックで金メダルを目指しています。

挫折乗り越え、全国一に

坂井選手が考えるフェアプレーとは、「常に何事にも全力を尽くす」。その思いは中学時代に挫折を乗り越えた経験から生まれました。2年生の時に階段から落ち、ひじを骨折。その影響もあり、思うような結果が出せず、水泳をやめようとも思いました。しかし、監督の励ましに押され、1年後の全国中学校大会で優勝するという目標を立て、無我夢中で練習。その結果、3年生で見事に全国優勝を飾りました。「けがという挫折から、目標ができて、それに向かって頑張れるようになった」と言います。だから、子どもたちにも「小さいころから目標を立て、それに向かって頑張ることがすごく大事」とエールを送ります。

オリンピックでフェアプレー体感

リオデジャネイロ・オリンピックでは、フェアプレーの本質も体感したと言います。世界のトップスイマーが一堂に集い、一発勝負で最高の泳ぎを競うオリンピック。「選手みんなが同じ状況、同じ舞台、そして最高潮のところで戦うフェアさを実感した」。自らは大会前、フェルプス選手がとなりで泳ぐ姿を思い描きながら猛練習に励み、最高の状態に仕上げました。

最近は肩の痛みなどで本来の力が出せていませんが、東京オリンピックへの意欲は強く、「リオデジャネイロ・オリンピックは少し悔しい思いもしている。金メダルを目標にしっかり取り組んでいく」と誓いました。
(「JSPOフェアプレイニュース」111号, 2019年10月15日発行)