国スポで「フェンシング」を観戦!そこにはトップレベルの戦いと、郷土の代表として臨む選手たちの熱い想いがありました。
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一瞬の駆け引き、激しい攻防、手に汗握るフェンシングの戦い。世界トップクラスのフェンサーたちが、郷土の期待を受けて挑んだ、第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」フェンシング競技会。
2024年10月7日(月)~10日(木)の4日間、SAGAサンライズパーク SAGAプラザでおこなわれたフェンシング競技会をJSPO Plus編集部も現地で観戦。実際に間近で感じた選手たちのスピードと迫力、試合に臨む選手たちの想いなど、国スポならではの魅力とあわせて紹介します。
2024年10月7日(月)~10日(木)の4日間、SAGAサンライズパーク SAGAプラザでおこなわれたフェンシング競技会をJSPO Plus編集部も現地で観戦。実際に間近で感じた選手たちのスピードと迫力、試合に臨む選手たちの想いなど、国スポならではの魅力とあわせて紹介します。
各都道府県を代表するフェンサーたちが佐賀に集結!
国民スポーツ大会(国スポ)は、各都道府県や全国9つのブロックの大会で上位の成績をおさめた選手たちが、都道府県の代表として出場。郷土の期待を受けて、日頃の練習の成果を発揮し競い合う、40競技(冬季大会3競技、本大会37競技)にわたる日本最大の総合競技大会です。
郷土の代表として出場し、昔馴染みの選手たちと共に戦い、郷土の仲間を世代を超えて応援し合うのも国スポの魅力。今回のSAGA2024フェンシング競技会も各都道府県を代表する選手たちが会場(SAGAサンライズパーク SAGAプラザ)に集結しました。
郷土の代表として出場し、昔馴染みの選手たちと共に戦い、郷土の仲間を世代を超えて応援し合うのも国スポの魅力。今回のSAGA2024フェンシング競技会も各都道府県を代表する選手たちが会場(SAGAサンライズパーク SAGAプラザ)に集結しました。
数々の国際競技大会に出場した選手たちも出場!
オリンピックなどの国際競技大会の出場経験を持つ選手たちが多数出場することも、国スポの大きな魅力と言えます。今回も各都道府県から、オリンピックメダリストなど世界トップレベルの選手たちが出場しました。
【主な参加選手(すべて成年種別)】
福井県代表 見延 和靖 選手(男子エペ:パリ2024団体銀、東京2020団体金)
福井県代表 徳南 堅太 選手(男子サーブル:東京2020代表)
東京都代表 敷根 崇裕 選手(男子フルーレ:パリ2024団体金)
山口県代表 加納 虹輝 選手(男子エペ:パリ2024個人金・団体銀、東京2020団体金)
京都府代表 飯村 一輝 選手(男子フルーレ:パリ2024団体金)
三重県代表 山田 優 選手(男子エペ:パリ2024団体銀)
新潟県代表 古俣 聖 選手(男子エペ:パリ2024団体銀)
熊本県代表 菊池 小巻 選手(女子フルーレ:パリ2024団体銅)
佐賀県代表 高嶋 理紗 選手(女子サーブル:パリ2024団体銅)
福岡県代表 福島 史帆実 選手(女子サーブル:パリ2024団体銅)
福井県代表 見延 和靖 選手(男子エペ:パリ2024団体銀、東京2020団体金)
福井県代表 徳南 堅太 選手(男子サーブル:東京2020代表)
東京都代表 敷根 崇裕 選手(男子フルーレ:パリ2024団体金)
山口県代表 加納 虹輝 選手(男子エペ:パリ2024個人金・団体銀、東京2020団体金)
京都府代表 飯村 一輝 選手(男子フルーレ:パリ2024団体金)
三重県代表 山田 優 選手(男子エペ:パリ2024団体銀)
新潟県代表 古俣 聖 選手(男子エペ:パリ2024団体銀)
熊本県代表 菊池 小巻 選手(女子フルーレ:パリ2024団体銅)
佐賀県代表 高嶋 理紗 選手(女子サーブル:パリ2024団体銅)
福岡県代表 福島 史帆実 選手(女子サーブル:パリ2024団体銅)
JSPO Plus編集部
観客席で話を聞いた佐賀市内から観戦に来られた方たちは、オリンピックを見てフェンシング競技に興味を持たれたそうです。地元佐賀の小学生たちも観戦に来ていて、佐賀の選手たちに盛大な声援をおくっていました。
成年種別と少年種別が同じ会場で開催!
18歳以上の「成年種別」と15歳から18歳までの「少年種別」の試合を同じ会場で開催。幅広い世代の試合を楽しめるのも国スポの魅力です。
10月7日(月)
成年男子 フルーレ 1~2回戦
成年女子 フルーレ 1~2回戦
成年男子 フルーレ 1~2回戦
成年女子 フルーレ 1~2回戦
10月8日(火)
成年男子 フルーレ 3回戦~決勝
成年女子 フルーレ 3回戦~決勝
少年男子 フルーレ 1~2回戦
少年女子 フルーレ 1~2回戦
成年男子 フルーレ 3回戦~決勝
成年女子 フルーレ 3回戦~決勝
少年男子 フルーレ 1~2回戦
少年女子 フルーレ 1~2回戦
10月9日(水)
成年男子 エペ 1~2回戦
成年女子 サーブル 1回戦
少年男子 フルーレ 準々決勝~決勝
少年女子 フルーレ 準々決勝~決勝
成年男子 エペ 1~2回戦
成年女子 サーブル 1回戦
少年男子 フルーレ 準々決勝~決勝
少年女子 フルーレ 準々決勝~決勝
10月10日(木)
成年男子 エペ 3回戦~決勝
成年女子 サーブル 2回戦~決勝
成年男子 エペ 3回戦~決勝
成年女子 サーブル 2回戦~決勝
JSPO Plus編集部
初日の試合は「成年種別(男女)」フルーレの1~2回戦。観客席にはスタンドから同郷の成年種別の選手たちを応援する、少年種別(高校生)選手たちの姿がありました。
選手たちにとっては異なる年代の選手たちが一緒に参加する貴重な機会。少年種別の選手たちは成年種別を間近に見て学ぶことができ、成年種別の選手たちは少年種別の選手たちが近くで見ることでいつも以上に気持ちが引き締まったり。この世代を超えた一体感も国スポの魅力です。
1試合3分間、2人勝ち抜けの団体戦!
SAGA2024のフェンシング競技会では、成年種別の男子はフルーレとエペ、成年女子はフルーレとサーブル、少年種別は男女ともフルーレの、それぞれ団体戦(3人1組)で戦います。試合時間は1試合3分間。5ポイントを先取するか、試合時間終了時のポイントが多ければ勝ちとなり、3人のうち2人勝ったチームが勝ちとなります。
フルーレ
有効面は背中・肩・胸・お腹。柔軟な軽い剣で戦うフルーレは優先権があり、優先権を持っている選手に得点が入ります。攻めと守りの素早い攻防が見どころの種目です。
有効面は背中・肩・胸・お腹。柔軟な軽い剣で戦うフルーレは優先権があり、優先権を持っている選手に得点が入ります。攻めと守りの素早い攻防が見どころの種目です。
エペ
有効面は頭の先から足の裏まで全身。重く硬い剣で戦うエペは攻撃権がなく、相手との駆け引き、一瞬の判断・動きが見どころの種目です。
有効面は頭の先から足の裏まで全身。重く硬い剣で戦うエペは攻撃権がなく、相手との駆け引き、一瞬の判断・動きが見どころの種目です。
サーブル
有効面は両腕と頭部を含む上半身。一番短い剣で戦うサーブルは優先権があり、優先権を持っている選手に得点が入ります。スピーディーな試合展開が見どころの種目です。
有効面は両腕と頭部を含む上半身。一番短い剣で戦うサーブルは優先権があり、優先権を持っている選手に得点が入ります。スピーディーな試合展開が見どころの種目です。
▼フェンシング競技の詳しいルールはこちらをご参照ください。
JSPOPlus「フェンシング初心者のためのやさしいルール解説。見どころやトリビアも」
JSPOPlus「フェンシング初心者のためのやさしいルール解説。見どころやトリビアも」
JSPO Plus編集部
選手たちの素早いフットワーク、突きに行ったときの踏み込みの音、ポイントに歓声があがる場内。緊張感のある駆け引きと迫力、選手と仲間、観客席の応援と、一体となって盛り上がる雰囲気を肌で感じました。
フェンシング界を盛り上げたい、郷土に恩返しがしたい、それぞれの想いとともに試合に臨む選手たち。
試合に勝利することはもちろんですが、フェンシング界を盛り上げたい、ささえてくれた郷土に恩返しがしたい、それぞれの想いとともに選手たちは試合に臨んでいます。
以前にもJSPO Plusのアスリートインタビューにご登場いただいた見延和靖選手は、郷土の福井県代表として参戦。この国スポが高校時代(武生商業高校)の同級生、徳南堅太選手の現役引退試合となるということもあり、どうしてもこの仲間で出たかったと言います。
平均年齢37歳の福井県代表の3人は、「諸江魂」と、高校時代の恩師である諸江先生の名前が書かれたピンクのハチマキで気合を注入。結果は3回戦で新潟県に1-2で惜敗してしまいましたが、大会を大いに盛り上げました。
平均年齢37歳の福井県代表の3人は、「諸江魂」と、高校時代の恩師である諸江先生の名前が書かれたピンクのハチマキで気合を注入。結果は3回戦で新潟県に1-2で惜敗してしまいましたが、大会を大いに盛り上げました。
【見延選手のコメント】
高校の同級生の徳南選手が現役を引退するということで、このチームで組ませてもらいました。国スポに変わった第一回目の大会ですし、少しでもこの大会が盛り上がれば、フェンシングの会場が盛り上がれば、という想いで臨みました。
僕自身、オリンピックなどに出場して、改めてスポーツのチカラ、スポーツのエネルギーというのをすごく肌で感じています。こうした雰囲気を国内で味わえるのが国スポの魅力だと思います。
今回は開会式の形が変わったりして、よりいろんな方々が一緒に(国スポの)内側に入って楽しめるようになりましたし、国スポに来ることで、古き良き仲間たちとの横のつながりが広がっていく、そんなところも国スポの魅力だと思います。
高校の同級生の徳南選手が現役を引退するということで、このチームで組ませてもらいました。国スポに変わった第一回目の大会ですし、少しでもこの大会が盛り上がれば、フェンシングの会場が盛り上がれば、という想いで臨みました。
僕自身、オリンピックなどに出場して、改めてスポーツのチカラ、スポーツのエネルギーというのをすごく肌で感じています。こうした雰囲気を国内で味わえるのが国スポの魅力だと思います。
今回は開会式の形が変わったりして、よりいろんな方々が一緒に(国スポの)内側に入って楽しめるようになりましたし、国スポに来ることで、古き良き仲間たちとの横のつながりが広がっていく、そんなところも国スポの魅力だと思います。
JSPO Plus編集部
組み合わせによってはオリンピアンとの対戦も実現。郷土の代表として、憧れの選手たちと同じ舞台に立てるのも国スポの大きな魅力と言えます。郷土の期待を受けて戦う選手と、その選手を鼓舞する仲間たちの声援に、会場ならではの臨場感を味わいました。そして今回、トップレベルの戦いを間近で観戦して、改めてフェンシングという競技の面白さを体感し、スポーツの楽しさを再認識しました。
今後もJSPO Plusではさまざまなスポーツの魅力をお伝えしていきます。
国スポの会場でトップレベルの選手の活躍を体感しよう!
第79回国民スポーツ大会 冬季大会
スケート競技会(ショートトラック・フィギュア:岡山県、スピード:群馬県)・アイスホッケー競技会(岡山県)
2025年1月26日~2月5日
▶https://okayamaikaho2025.jp/#gsc.tab=0
スケート競技会(ショートトラック・フィギュア:岡山県、スピード:群馬県)・アイスホッケー競技会(岡山県)
2025年1月26日~2月5日
▶https://okayamaikaho2025.jp/#gsc.tab=0
第79回国民スポーツ大会 本大会(滋賀県)
会期前(1) 2025年9月6日~15日
会期前(2) 2025年9月21日~25日
本会期 2025年9月28日~10月8日
▶https://shiga-sports2025.jp/
会期前(1) 2025年9月6日~15日
会期前(2) 2025年9月21日~25日
本会期 2025年9月28日~10月8日
▶https://shiga-sports2025.jp/
SAGA2024フェンシング競技の様子をYouTubeショート動画でもお楽しみいただけます
【 #フェンシング 】第78回国民スポーツ大会 #SAGA2024 フェンシング競技の様子をご紹介! #shorts
via www.youtube.com
これまでJSPO Plusにご登場いただいたアスリートの方たちも、郷土の選手たちと行動を共にし、同じユニフォームで入場行進したり、ペアやチーム競技ではいつもと違う選手と組んだり、国スポには国スポならではの楽しさがあると話しています。